そのなかで、2つの卵からカマキリの赤ちゃん誕生シーンを目撃したので写真に収めました。ズームしたドアップ写真です。
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・カマキリの威嚇ポーズの国によるちがい(アメリカ・日本)
・カマキリの幼虫が脱皮したぬけがら画像です。
・オオカマキリの幼虫が卵からふ化して大量に出てくる動画です。
【目次】
1. 4月18日 カマキリの幼虫誕生シーン
2. 4月23日 誕生5日目のカマキリの幼虫発見
3. 5月15日 2つ目の卵鞘からカマキリの幼虫誕生
4. カマキリの幼虫が卵鞘から出てくるときのフワフワは何?
5. カマキリの幼虫が卵鞘から出てくる仕組み
6. カマキリの卵鞘に寄生する虫!?
7. オオカマキリの幼虫は複数回に分けて孵化するって本当?
1. 4月18日 カマキリの幼虫誕生シーン
3つの卵のうち、つかまえたカマキリが産みつけたのが1つ、あとの2つは見つけた卵鞘を枝ごと折って庭の木に針金で結びつけたものと、鉢植えに枝ごとさしたものです。
まず始めに、鉢植えにさした卵鞘から生まれました。「カマキリの赤ちゃん生まれた!」と小2むすめが庭で大騒ぎしていたので、「ちょっと待ったちょっと待った~ッッッ!」と急いで駆けつけてシャッターを切ったのが次にご紹介する写真です。
(クリックで拡大します)







2. 4月23日 誕生5日目のカマキリの幼虫発見



3. 5月15日 2つ目の卵鞘からカマキリの幼虫誕生
次の写真は5月15日の14時30分頃に孵化(ふか)して生まれてきたオオカマキリの幼虫たちです。取ってきた卵鞘を針金で木に結び付けてあります。
僕はたまたま休みで家にいたので写真が撮れました。今回は妻が大騒ぎして教えてくれました。ご近所迷惑。では写真をどうぞ。



あともう1つの卵鞘は捕まえてきたカマキリが庭の木に産みつけたものですが、誕生シーンは撮り逃しました。埼玉県の東秩父村大内沢へみかん狩りに行ったときに捕まえたオオカマキリです。上に紹介した1つの卵鞘もそのときに見つけたやつですね。
4. カマキリの幼虫が卵鞘から出てくるときのフワフワは何?
■ハブログ カマキリ「卵の謎」 takeomi
あのフサフサは脱皮殻なんですね。卵鞘から出てきてすぐに脱皮して、皮がネバネバした糸で連なっているわけですね。Wikipediaにも詳しく書かれてます。
・カマキリ - Wikipedia
>前幼虫は体をくねらせながら卵鞘の外へ現れるが、外界へ出たと同時に薄皮を脱ぎ捨てる最初の脱皮を行う。
5. カマキリの幼虫が卵鞘から出てくる仕組み
■カマキリの卵 おりふしの記/ウェブリブログ
>カマキリの幼生の頭の先には突起があり、その突起を使って卵の殻を突き破って出て来るのだそうだ。
先ほど上に掲載したカマキリの幼虫の画像をクリックしてドアップ画像を見てみてください。突起が見つかるでしょうか? 上から5枚目の画像が分かりやすいかも。頭がとがってますね。この突起で突き破って生まれてくるわけですね。成虫の頭は平らなので、脱皮をくり返すにしたがって突起がなくなっていくんでしょうか。
6. カマキリの卵鞘に寄生する虫!?
■カマキリタマゴカツオブシムシ
こんな名前の虫がいるとは。どうにかカツオブシという言葉を見つけて読み方がわかりました。こんな虫がカマキリの天敵なんですね。
・カツオブシムシ - Wikipedia
■ひむか昆虫記
カマキリタマゴカツオブシムシの写真あり。この読みづらい名前は4つに区切ると読みやすいとのこと。なるほど分かりやすいです。カマキリタマゴカツオブシムシは、カマキリの卵鞘を年に2回も利用してしまうんですね。おもしろい生態です。
もしかしたらうちの玄関に産み付けられたチョウセンカマキリの卵は、カマキリタマゴカツオブシムシに寄生されていたのかもしれません。幼虫が生まれてきたようすが確認できないうちに朽ちてしまったんです。
7. オオカマキリの幼虫は複数回に分けて孵化するって本当?
■昆虫ブログ むし探検広場 : 一週間たってまた幼虫がたくさん出てきました
http://insects.exblog.jp/11004409/
一番の衝撃です。これも知らなかったな~。今回のカマキリの孵化の観察で、2日後ぐらいにまた卵鞘から脱皮の殻が出ていて、一匹のカマキリの幼虫が出てきていたのを発見したんです。この一匹だけ引っかかって遅れて生まれてきたんだなと思っていたんですが、そういえば抜け殻がたくさん付いていたので、やっぱり第2陣が続々と生まれた後だったんですね。
もうひとつ、当サイト関連記事のカマキリの知識と飼い方をどうぞ。共食いで真っぷたつにされたカマキリが下半身だけで卵を産んだエピソード掲載。あの出来事は子どものころの大衝撃事件でした。
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