
【実録 振り込め詐欺未遂】
電話に出る母。
うちの母「はい」
オレオレ「○○○だけど」(○○○は僕の名前)
うちの母「え? ○○○? 声がちがうんだけど?」
オレオレ「風邪ひいたんだよ。携帯落としちゃって、番号を変えようと思ってるんだけど、あとで△△△(妻の名前)に聞いといてよ」
うちの母「え? ○○○は携帯もってないんだけど?」
オレオレ「買ったんだよ」
うちの母「声がちがうんだけど? 本当に○○○?」
オレオレ「今から帰るから」(ここで電話切れる)
うちで実際にあった振り込め詐欺(らしき)電話の内容は以上です。うちの母によると、電話口の声が僕の声とはっきり違うのが分かったそうで、おかげで詐欺に引っかからず事なきを得ました。ちなみに、テレビでよくやっている、スリガラスごしのインタビューの音声を変えたくぐもった声に似ていたそうです。
もし母が、電話口の声が僕だと思って信じてしまった場合、詐欺は次の段階に移るものと思われます。以下に想像で書いてみます。
携帯を落としたから電話番号を変更したいので、その番号をあとで妻に聞いておいてくれと僕(ニセ)。電話切られる。
↓
しばらくしてまた電話が鳴る。相手は僕の妻(ニセ)。僕の携帯の電話番号を変更する手続きをしてきたという知らせ。電話切られる。
↓
こんどは僕(または警察などの場合もあるようです)から電話。「交通事故を起こして示談金が要る」など様々な手口で大金を振り込ませる指示。電話切られる。
↓
母、僕に確認の電話をする。
↓
ニセの僕が電話に出て、まんまと母だまされる。
↓
母、大金を振り込む。
↓
あちゃー。
今回の振り込め詐欺未遂の電話ですが、僕の名前と妻の名前が出てきたことに驚きです。そういった個人情報が出回っていることは自分としても想像はしていたんですが。
詐欺の手口も多様化しているようなので、下のリンク先をご覧になってご家庭で対策を立てておくことをおすすめします。
余談ですが、おもしろいのは母が答えたこちらのひとこと。
うちの母「え? ○○○は携帯もってないんだけど?」
この時点で母は完全に他人に対する応対となってます。ぜんぜん僕が電話してきているとはこれっぽっちも思っておりません。
それと、僕は本当に携帯電話は持っておりません。携帯が無くても困ったことは一度もありませんですのよ。おほほ。振り込め詐欺の方々、最後まで会話が噛み合わなくてどうもすみませんでした。
■振り込め詐欺 - Wikipedia
■振り込め詐欺のテクニック(音声ファイル) :警視庁
■架空・不当請求/振り込め詐欺 - [防犯]All About
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