どんな心霊体験談や不思議体験が掲載されているか、ちらっとご紹介します。
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「山怪 山人が語る不思議な話」には、山で暮らす人々の不思議な話が多く出てきます。よく狐火とも呼ばれる火の玉の目撃談や、UFOに遭遇した話もあります。空を見上げると大きな光が近付いてきて頭上に静止したといいます。
神隠しの話も多いです。小さな子どもにはとても登れない大岩の上にちょこんと座ってニコニコしているところを保護されたそうです。
幻の夜店を目撃した話も出てきます。そこにあるはずのない夜店が出現して見とれていると突然消えてしまうという不思議な気分になる話です。
霧で視界不良の山を歩いていたら後ろからリュックをつかまれた話は不気味です。振り向けない怖さがあります。
極めつけは211ページの「飛ぶ女」。深夜の不寝番が目撃した幽霊です。下半身の無い女の幽霊が男子トイレから出てきて、気を取り直して追いかけると(よく追いかけられたなぁ)、その上半身だけの姿の女が若い衆が寝てる上をふわふわ飛びまわっていたそうです。
こんな不思議体験談が満載なのです。
山怪 山人が語る不思議な話(Amazon)
つづいて続編の「山怪 弐」です。
同じく山で暮らす人々にインタビューした不思議体験談をまとめた内容ですが、こちらも飽きずに読みすすめてしまう"面白怖さ"があります。
これは怖い!!という超鳥肌な話をひとつだけご紹介したいと思います。
それは117ページ「二度と行かない小屋」。昔は難所での遭難事故者の遺体をその場で荼毘に付すことがあったそうです。
>薪が崩れるといきなり半身が立ち上がった。それを見た友達は顔面蒼白となり、何度も口走る。「おい、あれまだ生きとるんじゃねえか。なあ、あれ生きとるんじゃねえんか!!」
これは怖い!!!!!!!!!!
(山怪 続編) 山怪 弐 山人が語る不思議な話 続編(Amazon)
以上、山人が語る不思議な話「山怪」の本をご紹介しました。小気味よい読み口で読みやすく、それが怖さをやわらげてさくさく読み進められる理由かもしれません。それにしてもよくこんなに取材されたなぁと感嘆の思いです。怖い話や不思議話が好きな人には超おすすめします。
