これからご紹介するのは、テールローターも回転して、反トルクを打ち消して機体の向きをほぼ変えずにキレイに飛ぶ、ゴム動力ヘリコプターの作り方動画です。
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プーリー(滑車 - Wikipedia)を利用して、メインローターの回転を尾部のテールローターに伝えています。
■How to Make a Wooden Helicopter that Fly - YouTube
メインローターの回転速度をそのままテールローターに伝えてしまうと、反トルク(プロペラと逆方向に回ろうとする力)を打ち消すことが出来ずに機体もクルクル回ってしまうので、プーリーの径やテールローターの大きさと角度を調整する必要があります。でもそれを上手に調整して飛んだときは達成感が大きいでしょうね~。
工作に使っている材料は、アイスキャンディの棒やバルサ材などの軽い素材、ストロー、ピアノ線、輪ゴム、ビーズ、プーリー、こんなところでしょうか。プーリーは市販のタミヤのプーリーセットを使ってもいいし、ボール紙などで手作りしてもいいと思います。
タミヤ 楽しい工作シリーズ No.141 プーリー Lセット(Amazon)
タミヤ 楽しい工作シリーズ No.140 プーリー Sセット(Amazon)
こちらは日本の方の動画です。作り方は紹介されていませんが、ヘリコプター模型の外観が参考になります。
■ややマシなゴム動力ヘリコプター(まとめ編集版) - YouTube
機体の向きをほとんど変えずにきれいに飛んでいますね。調整が大変だったことだろうと思います。地味に飛んでいるように思われるかもしれませんが、これはすごい。
以前に当ブログでゴム動力ヘリコプターの作り方サイトをご紹介したことがありますが、残念なことにほとんどサイトが消滅してしまっています。
残っているサイトのこちら、名刺サイズゴム動力ヘリコプターの作り方解説ページをごらんください。
■試行錯誤名刺ヘリ3号 クリップでバランス調整するなど苦労が見られます。これで飛ぶんだからスゴイ。
プーリーは紙で作ったそうです。軽い素材で、瞬間強力接着剤の力も借りて丈夫な機体を作るのがコツのようですね。
もう21世紀だというのにこのようなおもちゃが見当たらないですが、逆に21世紀だからとも言えるんでしょうかね。興味がコンピュータゲーム寄りな現在の子どもたちには、こんなゴム動力ヘリコプターを作ってもらいたいものです。学校教材キットが出来れば授業が楽しそう。
