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まずは再掲動画から。
■How to Make a Revolving Table Fan at Home - Best out of waste - YouTube
扇風機の羽根もペットボトルから切り出す本格的な工作なので、モーターや電池ボックスの出費があるとはいえ、リサイクル的な工作と言えそうです。
羽根を切り出すときにペットボトルを3等分するには、テープを1周巻いて、そのテープの長さを測って3で割った長さに切り、それを基準に3等分します。単純なやり方ですが着々と作業が進んでいて、工作の完成度はやり方ではないんだなぁと感心しました。
首振り機構に使われているモーターについてですが、これは中にギヤが組み込まれていて回転スピードがゆっくりになる『遊星ギヤボックス』のようです。これは価格が高いし、無理に遊星ギヤボックスを使う必要もないので、タミヤのギヤボックスで代用すれば良いと思います。
■How to Make a Mini Revolving Table Fan at Home - Easy to Build - Amazing idea - YouTube
こちらは、動力が伝わる軸がモーターの軸に対して横向きになるギヤボックスを使って、首振り機構を作っています。クランク機構で首振りする仕組みは同じですね。
タミヤのギヤボックスの多くがこういうタイプなので、部品の向きや設置方法が参考になります。ただ、首振り機構のギヤボックスからの軸が長すぎてグラグラしているようなので、ギヤボックスの下に台を付けて軸を短めにすると良いと思います。
また、動画のように首振りスピードが速くならないように、低速タイプのギヤボックスを用意すると良いですね。
タミヤ 楽しい工作シリーズ No.189 ミニモーター低速ギヤボックス 4速(Amazon)

買いました。こちらがタミヤ『ミニモーター低速ギヤボックス 4速』です。

ギヤ比一覧。表のオレンジ色で表記された所が『ミニモーター低速ギヤボックス 4速』で設定できるギヤ比です。
このギヤボックスは価格が低めで、首振りスピードには「661.2:1」の比率がちょうど良さそうなので、こちらのギヤボックスを使ってみたいと思います。
■How to make a Mini Electric Fan Auto rotation - YouTube
こちらもクランク機構で羽根の向きを変えて首振りするようになっています。クランク機構のアームの長さを変えることで首振り角度が変わるので、調整しながら作ると良いと思います。
■How to Make Mini Table Fan Auto rotation at home - YouTube
こちらは変わった仕組みですね。ペットボトルのフタで作ったクランクプレートに取り付けた棒が溝の間をスライドすることで首振りするようになっています。この仕組みだと羽根の部分の重量の負荷が大きくて電池の減りが早そうなので、最初にご紹介した3つの動画の方式が良さそうです。
夏休みの工作で本物の扇風機の首振り機構を再現する必要はないと思いますが、本物の仕組みがよく分かる動画をみつけたのでご紹介したいと思います。
■扇風機の首振り機構 - YouTube
■扇風機 首振り - YouTube
本物の扇風機はモーターシャフトが後ろにも出ていて、そこに取り付けたウォームギヤとウォームホイールによってモーターの回転を減速、そしてクランク機構で首振りするようになっています。最初にこの仕組みを作った人すごい。
・ウォームギヤ - Wikipedia
というわけで、首振り付き扇風機の作り方参考動画をご紹介しました。さっそく材料集めを始めましたが、小学生最後の小6むすこの夏休みの工作、上手にできるかな? (小6むすこの気が変わって変更になったらごめんなさい)
作りました→【夏休みの工作】小6むすこが『首ふり扇風機』を作りましたレポート。(作り方手順と動画)
