カマキリは共食いすることが知られていますが、これだけ成虫が集中して生息しているということは、共食いしていないものと思われます。
当サイト関連記事:
・「ハリガネムシに操られるカマキリ」のYouTube動画がすごい。
・カマキリの死んだふり画像。動画もあります。
・カマキリの抜け殻の画像です。(胴体部分の大きさは約5cm)
こちらの動画です。
■ヒメカマキリがたくさんいた - YouTube
ズームしたままヒメカマキリを追うように数える撮り方なので見づらいですが、ヒメカマキリは全部で13匹いるそうです。
うちの庭でオオカマキリの卵から幼虫が出てくるところを観察したことがあります。
カマキリの卵から幼虫が孵化して生まれてきたようすをズーム写真で。
200匹近く幼虫が生まれても最終的に生き残るのは1匹といわれるとおり、やはりこのときの幼虫が成虫になって生き残ったのは約1匹でした。
カマキリの天敵というと、鳥、トカゲ、キリギリス系のバッタ、トンボもそうかもしれません。庭のカマキリが減っていったのはこれら天敵によることもありますが、YouTubeにあるカマキリの共食い動画を見ても分かるように、幼虫の頃から共食いして数が減っていったと考えられます。
それで、それはオオカマキリの場合の話でしたが、ヒメカマキリの場合はどうでしょうか。上でご紹介した動画では、一箇所に13匹も成虫のヒメカマキリが大集合しています。子どもの頃によくカマキリを捕まえて遊んでいた僕としては「なんじゃこりゃあ」といった感じです。
このヒメカマキリたち、これだけ近くに成虫が集まっているということは、共食いはしていないものと思われます。
ヒメカマキリの生態について調べてみました。
■カマキリ - Wikipedia
ヒメカマキリが生息している地域は、本州、四国、九州、対馬、屋久島、奄美大島、となっています。うちは埼玉県ですが見たことがないので、いつか出合いたいです。
ちなみに、ヒナカマキリという種類もいます。
■ヒナカマキリ ヒナカマキリも本州に分布しているとのことですが、こちらも見たことはないです。
メスだけで繁殖するのはナナフシと同じですね。同じカマキリでも生態がこうも違うとは。
ヒメカマキリの話題に戻ります。
■ヒメカマキリ - 昆虫研究所 ヒメカマキリの身体の細部がよく分かるページです。画像をクリックすると拡大表示します。
■ヒメカマキリ | 田舎でつくろう! ( blog版) オオカマキリとの大きさを比較した画像があります。成虫でこの大きさ。可愛いですね。
■ヒメカマキリ…北摂の生き物 ヒメカマキリのお尻からハリガネムシが出てきたそうです。キモチワル~。
関連記事:「ハリガネムシに操られるカマキリ」のYouTube動画がすごい。
■ヒメカマキリ | 萌萌虫 サツマヒメカマキリという種類は幼虫で越冬するのではないかという考察にナルホドと思いました。暖かい地域ならではの生態の違いがあるのかもしれませんね。
■サツマヒメカマキリ サツマヒメカマキリの身体の特徴がよく分かる画像があります。各部にヒレ状の突起があります。
そして驚きなのがこの画像は、12月23日に撮影された、越冬している幼虫なのです。サツマヒメカマキリが幼虫で越冬するということに信憑性が増しました。
■ハラビロカマキリ | 萌萌虫 >日本のヒメカマキリは共食いをしないと聞いたことがあります。
やっとそれらしい情報を得ることができました。
以上、ヒメカマキリ動画と生態を調べたリンク集のご紹介でした。早くヒメカマキリの詳しい生態がWikipediaに掲載されればいいなと思います。
