というわけで2回目、シャワー混合水栓の交換方法をご紹介します。
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ホームセンターでINAXの水栓金具「サーモスタット付シャワーバス水栓」を買ってきました。シャワーヘッド&ホース付きです。
INAX サーモスタット付シャワーバス 水栓 エコフルシャワー RBF-712

うちのシャワー混合水栓。蛇口ハンドルが空回りするようになってしまい、ハンドルを外しました。2006年に交換してからまだ9年ですがこんな状態になってしまったんです。軸のギザギザが削れてハンドルと噛み合わなくなってしまったのが原因のようです。まさかハンドルの軸がプラスチックだなんて思いませんでしたよ。

ハンドルの軸を強引にペンチで回してお湯を出すようになって2か月。買ってきたシャワー混合水栓は放置というていたらく。

プラスチック製の軸は削れて悲惨なことに。ペンチでつかむことが難しくうまく回せないこともしばしばという状況になってしまい、やっと重い腰を上げて交換作業をすることになりました。

INAXの水栓金具「サーモスタット付シャワーバス水栓」シャワーヘッド&ホース付き。前回は父が作業するのを見ているだけだったので、今回買ってはみたものの、失敗せずにうまく出来るか不安だったんです。
ちなみに、ホームセンターの店員さんによると「もし出来ないようであれば買った後でも電話してもらえれば有料で取付作業させていただきます」とのことだったので、とりあえず自分で交換修理、やってみることにします。

シャワー混合水栓本体の取付けに必要な工具は「スパナ」または「モンキーレンチ」または「ウォータープライヤー」、取付脚の取付けに必要な部材は「シールテープ」です。それから、記載されていませんが、万が一の水漏れで壁の中に水が染み込まないように、浴室用充てん補修材(防水シール剤/商品名の例:バスコーク)があると良いです。

これがシールテープです。ネジみぞに巻いて水漏れを防ぎます。シャワー混合水栓のセットにはシールテープが付属していることが多いですが、今回買ってきたシャワー混合水栓にはなかったので、仕方なくまたホームセンターに走りました。これぐらいは付けてほしいですね・・・。

シャワー混合水栓と工具を準備しました。めんどくせ~の図。用意したパイプレンチ、ウォータープライヤー、モンキーレンチのなかで、今回使用したのはウォータープライヤーだけです。

水栓交換作業で1時間ほど水が使えないことを家族全員に伝えてから量水器(水道の元栓)を止めます。水洗トイレの水はタンク内に水があるうちは流れますが、カラになったら流れなくなるので注意です。でも、もしもの時のためにバケツに水を汲んでおいて足りなくなったらタンクに水を足せばしのげます。

量水器のフタを開けました。うちの水道の元栓はこのような型となっています。白いツマミが水道管と平行の状態で水が出ます。

量水器のツマミを90度ひねって「しめる」にします。これで家全体の水道は出なくなります。

お風呂にもどりまして、取付脚に円盤状のカバーをねじ込んで取付けておきます。

古いシャワー混合水栓をウォータープライヤーなどの工具を使って外します。六角ナットの部分をこちらから見て時計回りに回すと外れます。

取付脚からシャワー混合水栓が外れました。
ここで写真の撮り忘れ。壁につなげているハの字の「取付脚」を手で回して外します。反時計まわりに回せば外れます。

水道管の中に切ってあるネジみぞを使い古しの歯ブラシなどで掃除します。この配管と壁の隙間は、浴室用充てん補修材(防水シール剤/商品名の例:バスコーク)などで埋めておくと良いです。もし取付脚と壁からの配管のつなぎ目で水漏れした場合、円盤型のカバーでこの部分が見えなくなるので、水漏れに気づかず壁の中に水が染み込んでいることにずっと気づかないことになってしまうからです。
セメダイン:バスコークN 洗面所・浴室 50ml <HJ-149> 型式:HJ-149

新しい取付脚を壁に仮に取付けてみます。何周まわして奥まで入ったか、左右ともメモしておいてください。本番ではめる時は少ない方に合わせます。シャワー混合水栓本体を壁と平行に取り付けられるようにするためです。

仮に取付けた取付脚を壁から外して、ネジみぞにシールテープを時計回りに7~8周巻きます。少し引っぱりながら固く巻きます。
まさかの写真の撮り忘れパート2。
壁の配管に取付脚を回しながらハメました。シャワー混合水栓本体につなげる配管との横幅の長さに合うようにとりあえずハの字に固定します。取付脚を締めた状態から緩めるとシールテープに傷が付いて水漏れの原因になるので注意が必要です。シャワー混合水栓本体の配管の幅に合わせるときは、取付脚を時計回りに回して合わせれば良いわけです。そのためには、左側の取付脚を上げぎみに、右側の取付脚を下げぎみに半固定してから徐々に合わせればうまくいきます。

シャワー混合水栓本体の取付け。ウォータープライヤーなどで外したときとは逆に反時計まわりに回せば固定されます。

ちょっと分かりづらいですが、取付脚に巻いたシールテープの破損に気をつけるには、このように取付けたシャワー混合水栓は最初、右側が下がるように傾けて取付けます。

少しずつ水平に直してシャワー混合水栓本体の取付け完了です。

取付脚の円盤状のカバーを回して壁に付けます。シロウト考えですが、このカバーと壁の隙間は開いていたほうが良いかなと思います。もし壁の配管と取付脚のつなぎ目から水漏れした場合、この隙間から水が出てくれば水漏れに気づくからです。

蛇口とシャワーホースを最後に取付けましたが、せまい空間のやりづらい作業なので、最初に取付けておけば良かったと思いました。

水道の元栓を開けてシャワーを出してみました。水漏れなし確認オッケー。

蛇口のほうもしっかり水が出て水漏れ箇所なし、オッケー。無事作業終了です。
というわけで初めて自分ひとりでシャワー混合水栓の交換修理作業をしました。なんだこんな簡単ならもっと早くやっておけばよかった、といった感想です。
これからシャワー混合水栓を自分で交換してみようという方は、こちらの記事「シャワー混合水栓を交換修理しましたレポート1回目。(2006年)」に他の方の交換作業のやり方解説動画を掲載しているので、そちらも参考にしながらやってみてくださいね。
関連:INAX サーモスタット付シャワーバス 水栓 エコフルシャワー RBF-712
