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プチコンmkIIを起動して編集モードでテキスト文字拡大表示サブルーチンを表示したところです。下画面はソフトウェアキーボードとなっていて、タッチでプログラムを入力します。
実行モードでRUN[Enter]としてテキスト文字拡大表示サブルーチンを実行すると、下のようになります。

1文字入力して[Enter]を押すと、画面の中央に入力した文字が拡大して表示されます。この画像の場合は、ア[Enter]と入力しました。拡大された文字は「■」とスペースを組み合わせたテキストで構成されています。
2文字以上入力しても先頭の1文字のみ表示されます。何も入力しないで[Enter]を押すと「?Redo from start」と出るので、改めて1文字入力してください。

入力できる文字は何でも拡大して表示します。このように、記号入力モードで絵文字を入力しても大きく表示します。これはUFOですね。

実行モードで「ア」の文字のキャラクタ定義情報を調べるとこのようになります。
ASC("ア")のところで「ア」のアスキーコードが返されてCHRREAD命令によって変数A$の中に入れられます。
それをPRINT A$[Enter]とすると、0とFが64個つながった羅列が表示されます(画面の右端で折り返して表示されますが、つながっています)。文字キャラクタは横8×縦8ドットで表わされているから64個なわけですね。そして0が空白、Fが1ドットを表わしているようです。
BGF0というのは、BGフォントキャラクタ(テキスト文字)が格納されるキャラ名です。このように記述するもののようですので、意味は分からずとも呪文のようなものと考えれば良いと思います(僕もよく分かってないんですけどね…)。
【QRコード】

テキスト文字拡大表示サブルーチンのQRコードです。QRコードを読み込むモードでDSiまたは3DSのカメラを向けて読み込みます。
文字をいろいろ入力してテスト出来る仕様にしたのでINPUT命令を使いましたが、このテキスト文字拡大表示サブルーチンを汎用的に使うには、プログラムの先頭の「ツカイカタ」に記載してある通り、A$="ア" など、拡大表示したい文字をA$に入れて、X=10:Y=10 など表示したい座標を入れて、GOSUB @MAIN で呼び出します。
そんなわけで、そのほかにこのプログラムで必要な部分は「カクダイモジ @MAIN」から下の部分です。
プログラムの最後から3行目の「 IF (I%8)==7 THEN 」のところでは、Iの数値を8で割って余りが7になるときにY=Y+1で改行しています。僕が改変して付け足したのは、この Y=Y+1:LOCATE X,Y と、@MAIN の次の行の LOCATE X,Y だけで、ほとんどはプチコン公式活用テクニック 56ページにあるプログラムそのままです。
このテキスト文字拡大表示サブルーチンの使い道としては、インパクトある大きな文字でメッセージを表示したり、タイマーや時計のプログラムを作るときの時間表示に使ったり、記号文字を大きなキャラクタとしてゲームに登場させるなど、いろいろあると思います。
テキスト文字拡大表示サブルーチンのプログラムリストです。
’────────────────────
’テ゛カモシ゛SUB
’カイヘン by uronpoi
’2014.3
’
’X,Y= 1モシ゛ヒョウシ゛スル サ゛ヒョウ
’ツカイカタ
’A$=”ア”
’X=10:Y=10
’GOSUB @MAIN
’END
’────────────────────
’─── ショキセッテイ
VISIBLE 1,1,1,1,1,1
CLEAR:CLS:GCLS:SPCLR
’─── モシ゛ニュウリョク
@INPUT
COLOR 0
X=12:Y=10
INPUT ”1モシ゛ニュウリョク[Enter]”;B$
A$=MID$(B$,0,1)
’─── 1モシ゛カクタ゛イヒョウシ゛シテ クリカエシ
COLOR 9
GOSUB @MAIN
COLOR 0
WAIT 180
CLS
GOTO @INPUT
’─── カクタ゛イモシ゛@MAIN
@MAIN
LOCATE X,Y
CHRREAD(”BGF0”,ASC(A$)),BF$
FOR I=0 TO 63
V=VAL(”&H”+MID$(BF$,I,1))
IF V==0 THEN PRINT ” ”;
IF V!=0 THEN PRINT ”■”;
IF (I%8)==7 THEN Y=Y+1:LOCATE X,Y
NEXT I
RETURN
■プチコンmkII
近々、プチコン3号(仮称)が公開されるそうですが、今回ご紹介したプログラムが必要ないぐらい、簡単なコマンドで拡大縮小が出来るようになるのではないかと予想しています。楽しみですね。
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