僕もなつかしさもあってあの頃の記憶をたよりに一緒に作ってみたので、そのようすをレポートしたいと思います。
当サイト関連記事:
・タミヤ電動ハンディドリルの中身を公開。穴あけ加工方法についても調べました。
・他の人とはちがう夏休みの工作アイデアひねり出しまとめ
・アイデア貯金箱の作り方 - 僕も考えてみました。図解付きです。
小学生の頃に作った「小物入れ貯金箱」の再製作、といった感じの工作ですが、当時のあの時は木工をやりとげる器用さがなく、半分以上を母が作った思い出があります。
そんなわけで今回の夏休みの工作は、ノコギリやカナヅチを使う作業のほとんどを小2むすこにやらせてみました。ちなみに設計や材料のけがきは僕がやりました。

雑ですがチラシの裏にイメージ図。小学生の僕は母といっしょにこんなのを作り、そのときの作品は大人になった現在も押入れにしまってあります。ちょっと取り出すのが大変なのでお見せできなくて残念ですが、いずれ出せたら公開したいと思います。
そういえばあの時の母は設計図も無しに材料に線を引いて、行き当たりばったりで作り始めたっけな。やはり子どもは完成のイメージがつかめるように、設計図やイメージ図があると作業しやすいと思います。

幅9cm 厚み12mmの板を台座にします。9cm×9cmで左側が貯金箱、右側が同じく9cm×9cmで小物入れになります。間は厚み4mmの仕切りです。
弓切り式火起こしに挑戦しようと思って100円ショップで買ってあった板なんですが役立ちました。

ホームセンターで買った厚み4mmの板で側面と貯金箱の上面を作ります。けがき失敗は気にしない。

ピンボケですが、上の9mm厚の板の左側が台座部分、右側が小物入れのフタになる部分です。下の4mm厚の板は側面と仕切りと貯金箱のフタになる部分です。

材料選びにちょっと失敗しました。4mm厚の板はうすくて縦方向に釘打ちするとき、ずれると釘がはみ出してしまうので大変です。

小2むすこが初めてノコギリを使いました。

切り始めに苦戦したようすがよくわかる画像です。斜めから刃先をのぞきこむので「刃は引いた線と重なるように真上から見て、引くときに力を入れて、力を一定に」とアドバイスしながら進めました。

小2むすこのノコギリさばきが上手になってきました。

暑いのでアイスを食べて休憩~。ちなみに後ろにサーキュレーターがありますが、回すと切りくずが飛ぶので使えません。今年も猛暑で大変ですね・・・。

そして材料の切り出しの続き。このあと、踏み台もいっしょに切られました。斜めってるー。

材料の切り出し完了。長い側面の板は僕が切りましたが、ほとんど小2むすこが切り出しました。次はヤスリでバリを取って角を面取り(角をけずる)します。

新聞紙をしいて作業しましたが新聞紙をはがすときに切りくずが落ちてしまいました。上手に掃除するには?

切りくずの上に水で湿らせたキッチンペーパーを置いてひと拭き。

ぬらしたキッチンペーパーで切りくずを取ってきれいになりました。

小物入れ貯金箱の材料と道具です。切り出した板と、下は左から木工用ボンド、釘、プラスドライバー、マグネット、ポスターカラーマーカー、工作ニススプレー、分解する小物入れ、です。あとキリも用意しました。ちなみにマグネットは小物入れのフタに使うつもりでしたが、代わりに分解した小物入れのロックを使いました。
追記:映ってませんが、あとカナヅチですね。

小物入れのフタのロックと蝶番(ちょうつがい)はこの小物入れを分解して使いました。300円ぐらいだったかな? 安かったからまあいいか。

蝶番はこれを使います。

小2むすこに躊躇なく分解されました。

組み立て開始。木工用ボンドで貼り合わせつつ、釘を打って固定していきます。

4mm厚の板は薄すぎてズレると裂けて大変なことになります。2か所ほど失敗したけど貯金箱の内側で見えない場所になるのでセーフ。

釘を打つ作業もほとんど小2むすこがやりましたが、だんだん上手になっていきました。

貯金箱のフタの穴あけはタミヤの電動ドリルを使いました。ドリルが無ければ彫刻刀でも良いと思います。

電動ドリルで横に何個も穴をあけていきます。

穴と穴の間はドリルの刃がすべるので、ドリルを斜めにして削ると、うまく横に穴がつながります。

貯金箱のフタの穴があきました。バリはヤスリで削ってきれいにします。

釘を打つ前にキリで穴をあけておくと打ちやすいです。板が裂けるのを防ぐ効果もあります。

あとは小物入れのフタを蝶番で固定してロックも付ければ完成です。

小物入れのフタが付きました。

ネジの長さを計算してなかったーッ!!

完成した小物入れ貯金箱。うしろから見るとこんな感じです。

宝物箱風の小物入れの蝶番を使ったので、フタが真上までしか開かない構造です。フタを手で押さえておかないと閉じてしまうのが不便でちょっと失敗でした。

小物入れのロックはこんな感じで閉まります。というわけで、小物入れ貯金箱の完成です。色塗りとニスはどうしようか迷いましたが、手作り感があるからこのままがいいんじゃないのという妻の意見で、このままで完成にしました。
以上、小2むすこの夏休みの工作レポートでした。
なんとか見られる作品になって良かったです。小学生の頃の自分に見せてやりたいなー。
