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以前に環天頂アークを目撃したときの記事(彩雲(虹雲)ではなく『環天頂アーク』の画像です。)では、太陽の横に出た虹の名称がわからずにいたんですが、あとで調べたところこの現象を「幻日」ということを知りました。
それでは「幻日」の画像をご紹介します。




今回は幻日とタンジェントアークを見ることができましたが、運転中だったから見られなかっただけで、もしかしたら頭上に環天頂アークも出ていたのかもしれませんね。
幻日について、詳しい解説のあるサイトをまとめました。
■幻日
幻日についての分かりやすい解説です。空中の氷の結晶(氷晶)が六角形の板状で、それが水平にそろっていなければ現れない現象なんですね。
■幻日 - Wikipedia
さらに詳しい説明のあるウィキペディアでどうぞ。風が弱いときに六角板状の氷晶が水平になりやすいとのこと。なるほど。
通常は太陽から約22度離れた位置に見えますが、約90度または約120度はなれた位置に現れる場合もあるそうです。
幻日があらわれる条件を素人なりにまとめてみました。
・雲の中に氷の結晶(氷晶)がある
・氷晶が六角板状
・風が弱い
・太陽高度が60度以下
こんなところでしょうか。足りなかったらごめんなさい。
■環天頂アーク(逆さ虹)
環天頂アークや幻日の画像がたくさんあります。逆さ虹がクッキリ。これだけ写真に収めるにはやはり空をよく眺めることでしょうね。見習いたいと思います。
また、太陽の方向に見えている虹が何という現象なのか、手のひらを使って判断する方法があるので覚えておくと良いと思います。⇒空の輝き:空と太陽に関わる現象(環天頂アーク、環水平アーク、タンジェントアーク、内暈(かさ)、幻日、光環、彩雲、虹、気象光学)
今回の気象現象もこの方法を知っていれば判断できたんですけどね~。上に掲載した太陽の上に出ている虹の画像はデジカメの画角から判断すると、環天頂アークではなく「タンジェントアーク」だったように思います。
■気象庁 | 雲・大気現象・大気光象について
気象庁による、雲や虹についてのQ&Aです。幻日や彩雲、日暈(ひがさ、にちうん)についての解説もあります。月暈(つきがさ、げつうん)は見たことがありますが日暈はまだですね。いつか見られればいいなぁ。
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